[Lua] SciTE 1.66:プログラミング用エディタ
2007/6/15 SciTEの設定はこちらにまとめました>SciTE@空想具現化プログラミング
Luaの編集用に良いエディタはないかな・・・ということで、SciTEの最新版をダウンロードして、触ってみました。SciTEというのは、プログラミング用のテキストエディタで、さまざまなプログラミング言語の構文処理に優れています。
SciTE公式サイト http://www.scintilla.org/SciTE.html
たぶんSciTEは「サイト」という読みなんだと思うのですが、そうすると上のURLは「サイト公式サイト」・・・げふんげふん
1年ほど前に触ってみた時は日本語処理に難がある印象でしたが、今回触ってみると案外良い感触でした。テキストの折り返しをしても日本語が化けないようになっていました。
このエディターはScintillaという構文解析エンジンをベースにしているそうで、構文解析はしっかりしていて、キーワードやコメントのカラーリング・関数などの折りたたみも可能です。
また、編集中のファイル(の種類)に対する実行設定ができ、実行結果は右のペインに表示されるのもなかなか便利。半ばIDEのような感覚で使うことができます。
Luaだけでなく、C/C++/python/Ruby/SQL/VBなどなど、名の知れた言語はサポートしているようで、珍しいところではMakefileやShell、アセンブラなどもありました。(・・・と思ってアセンブラに変更してみたら例外吐きましたがorz)
ダウンロードはこちらから可能ですが、そのままでは日本語が表示されないので少々設定が必要です。
使用感についてはこちらの記事をどうぞ。
エクスプローラからセッションファイルをダブルクリックで開くようにする方法はこちら
<SciTE設定メモ>
SciTEのメニューからOptions→Open Global Options Fileを選ぶと設定ファイルを編集している状態になります。そこで、以下の部分を修正します。
# Internationalisation
# Japanese input code page 932 and ShiftJIS character set 128
code.page=932
character.set=128
下2行の先頭の#を削除します。そしてこのファイルをCtrl+Sなどで保存した瞬間にフォントが変わり、日本語が表示可能になります。再起動などを要しないのがちょっとびっくりです。
また、おすすめ設定として、最近編集したファイルを記憶しておき、また前回の状態を再現することができる以下の設定をご紹介しておきます。
save.recent=1
save.session=1
2行とも初期状態では先頭に#がついているのでこれを削除します。
save.recentがいわゆる「最近編集したファイル」リストで、
save.sessionが「前回終了時の状態を再現」といった感じです。
フォント設定ですが・・・。
if PLAT_WIN
font.base=font:MS ゴシック,size:9
font.small=font:MS ゴシック,size:8
font.comment=font:MS ゴシック,size:9
font.code.comment.box=$(font.comment)
font.code.comment.line=$(font.comment)
font.code.comment.doc=$(font.comment)
font.text=font:MS ゴシック,size:11
font.text.comment=font:MS ゴシック,size:9
font.embedded.base=font:MS ゴシック,size:9
font.embedded.comment=font:MS ゴシック,size:8
font.monospace=font:MS ゴシック,size:9
font.vbs=font:Lucida Sans Unicode,size:10
if PLAT_GTK
とりあえず使い慣れたゴシックフォントで・・・。
tabsize=4
indent.size=4
タブです。このあたりはお好みで。
あとステータスバーはあったほうが便利だと思うので・・・
statusbar.visible=1
これも '#' を削除です。
・・・もうちょっとデフォルトに機能つけておけばいいのに。
見た目シンプルなのも考え物です。それに、GUI設定画面に慣れた我々には少々面倒です。プログラマ向けということでそこらへんは気にしないってスタンスでしょうか。
また、ビルド設定はlua.propertiesに
command.compile.*.lua=LuaC-5.0.exe -o "$(FileName).luc" "$(FileNameExt)"
# Lua 5.0
command.go.*.lua=Lua-5.0.exe "$(FileNameExt)"
とありますので環境にあわせて適当に修正すればメニューのToolsからコンパイルや実行(Go)などが可能です。
あとは・・・ビルド設定のようなディレクトリ特有の設定を行うことなどもできます。
メニューより Options → Open Local Options File とすれば、編集中のファイルと同じディレクトリのSciTE.propertiesを編集する画面になります。ここで記述するとそのディレクトリ用の設定になるようです。
メニューなどの日本語化についての参考サイトはこちら。
http://h12u.com/scixx/ SciTE/Scintilla いろいろ。
2005.09.26 | Comments(1) | Trackback(1) | Lua
